ガンジダ膣炎の薬について

 

カンジダ膣炎は、治療効果があらわれやすい感染症ですが、再発率が非常に高い感染症でもある為に、膣内洗浄と膣座剤による膣内の殺菌、外用薬による患部の症状緩和と殺菌の3つの治療を同時に行い、確実にカンジダ菌を抑制し完治させます。
カンジダ膣炎の外用薬には、アゾール系に分類されるイミダゾール系とアリルアミン系抗真菌剤があります。アゾール系の抗真菌剤は、基本的に人の細胞膜の主成分であるリン脂質に対しては選択性がある為に影響がないとされ、真菌細胞膜成分であるエルゴステロールの合成を阻害する効果があります。イミダゾール系の抗真菌剤には、ミコナゾールやケトコナゾール、ビホナゾール、イトラコナゾールなどかあります。
アリルアミン系の塩酸テルビナフィンには、真菌細胞内のスクアレンの代謝酵素を選択的に阻害し真菌細胞内にスクアレン量を増加させ、エルゴステロール量を低下させて真菌細胞膜を破壊する効果があります。
カンジダ膣炎の膣座剤は、イミダゾール系の抗真菌剤クロトリマゾールを主成分とするエンペシドや硝酸オキシコナゾールを主成分とするオキナゾールなどが処方され、毎日膣に挿入するタイプと1週間に1度膣深部に挿入するタイプの2種類の膣座剤があります。副作用としては、腟や外陰部の発赤や刺激感、ひりひり感、そう痒感、疼痛等などの症状があります。